厚生労働省が行った調査で、男性の育児休業の取得率が3割を超え、過去最高となったことが分かりました。
2023年10月に行った厚労省の調査によりますと、育休を取得した男性は前の年から13.0ポイントと大幅に上昇し、30.1%に上り過去最高となりました。
取得期間については、男性は「1カ月~3カ月未満」が28.0%と最も多く、2週間以上取得する人の割合が増えてきているということです。
厚労省の担当者は、「(2021年の育児・介護休業法の改正で、)妊娠出産の申し出をした労働者に育児休業制度の周知と意向確認を事業主に義務付けたことなどが影響したのでは」と分析しています。
一方、高校生や大学生など若い世代を対象に行ったアンケート調査の結果も公表され、「育休を取得したい」と回答した男性は84.2%、女性は91.4%だったことが分かりました。
また、育休の取得期間について、「半年以上を希望する」と回答した男性が3割近く(29.2%)に上ることも明らかになりました。
政府は男性育休の取得率を2025年に50%、2030年に85%とする目標を掲げています。
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