2年前、広島県海田町で当時71歳の男性に暴行し死亡させたうえ現金を奪ったとして、強盗致死などの罪に問われている男の裁判員裁判で検察は無期懲役を求刑しました。

起訴状によりますと古物商の今泉俊太被告(33)は2022年6月投資金を回収する目的で当時71歳の男性を海田町の事務所に監禁し、殴ったり蹴ったりして死亡させ、現金およそ11万円を奪った強盗致死などの罪に問われています。

1日の裁判で、検察は「主導的な立場で暴行に単独で及んでいる犯行の目的は報酬だった」と指摘。
さらに「犯行は拷問とも言うべき残酷なもの」と非難し、無期懲役を求刑しました。

一方、弁護側は「暴行や脅迫は金を奪い取るためではなくだましとった金の取引履歴を確認するため」と主張。
強盗致死罪の成立を否定し、刑を軽くするよう求めました。
判決は10月10日に言い渡されます。

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