運転免許証を変造し、本来は運転できない大きさの消防車を運転したとして、湖西市消防本部 消防署 南分署に勤務する男性消防士が書類送検されました。

有印公文書変造・同行使と道路交通法違反の疑いで書類送検されたのは湖西市消防本部 消防署 南分署に勤務する男性消防士(24)で、2023年4月、運転免許証を変造した上、その写しを上司に提出し、本来は運転することが出来ない中型の消防車を無免許で運転した疑いです。

事件は2024年5月1日、毎月実施している運転免許証の確認の際、同じ分署に勤める当直責任者が種類欄に「大型」「中型」と記されたシールのようなものが貼られているのに気づき発覚しました。

その後、男性消防士が運転免許証を変造し、本来は運転できない大型や中型の消防車を運転していたことを認めたため、警察に通報したということです。

分署では毎月職員の運転免許証を確認していたものの、約1年間変造に気付かず、緊急車両の運転をさせていました。

消防内の調べに対して、男性消防士は「同期が全員、中型と大型の免許を持っていて焦りがあった。自分が大型車両を運転することで組織の役に立つと勘違いしていた」と話し、運転免許証の変造を受け、湖西市消防本部では男性消防士について、緊急車両の運転資格を取り消しています。

また、今後は毎月の運転免許証の確認を2人で実施するほか、毎日行っているアルコールチェックの際にも免許証を確認する方針です。

湖西市消防本部は男性消防士の懲戒処分について、刑事処分を待って検討するとしています。

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