同僚から手錠の鍵を盗んだとして県内の警察署に勤務する20代の男性巡査長が減給の懲戒処分を受けました。

2日付けで減給10分の1、1か月の懲戒処分を受けたのは県内の警察署に勤務する20代の男性巡査長です。警察によると男性巡査長は6月、専門的な教養を学ぶため県警察学校に入校中、同僚の制服から手錠の鍵を盗みました。

男性巡査長は入校する前日実家に立ち寄った際に装備品として支給されている手錠の鍵がないことに気が付きましたが、上司に叱責されたくないと思い報告しませんでした。入校後にともに昼食を終えた同僚から「口の中に魚の骨が刺さったかもしれないから見てほしい」と言われたので、その同僚の部屋で口の中を確認し骨が刺さっていると教えました。そして、同僚が背を向け窓から差し込む光を使って骨を取っている隙にクローゼットにかかっていた制服からとっさに鍵を盗んだということです。

そのとき背中越しにも不審さを覚えた同僚が問いただした結果、鍵を盗んだことを認めその日に当直主任へ報告。翌日、退校処分となりました。男性巡査長は「自分が招いたことであり、他の誰の責任でもなく弁明の余地もありません」と話しています。結局、鍵は巡査長の実家で見つかったということです。

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