太平洋戦争の空襲で左足を失った女性が被害を補償する法律の実現を求めました。
奈良県香芝市で開かれた講演会では、6歳の時に空襲で爆弾が直撃し、左ひざから下を失った安野輝子さん(85)が当時のことを語りました。
【安野輝子さん】「気がつけば辺りは、血の海でした。みんな逃げながら死んでいったんです」
太平洋戦争の被害の補償は、元軍人などに限られていて、安野さんたち空襲被害者は補償を求めて裁判を起こしましたが、2014年に最高裁で敗訴が確定しています。
【安野輝子さん】「未だに1円の補償もありません。謝罪もありません」
国会では、来月にも空襲被害者を支援する議員らによって被害者を救済する法案が提出される見込みです。
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