北海道比布町は4日、町内にある上川農業試験場で開発されたブランド米「ゆめぴりか」、町内の大熊養鶏場が販売するブランド卵「かっぱの健卵」、地元産小ねぎが入った「ぴっぷ小ねぎ醤(しょう)油」という三つの特産品にちなんだギネスの世界記録「同時に卵かけご飯を作った最多人数」に挑戦した。町民らが呼びかけに応じて参加し、325人が成功して記録として認定された。
比布中央学校9年生(中学3年)が2023年11月、比布活性化プロジェクトとして卵かけご飯で比布の名を世界に広めようと提案。町が開拓130年を記念し、記録挑戦を通じた地域おこしイベント「ギネス世界記録 町おこしニッポン」として開催した。
制限時間5分で250人以上の成功という条件。村中一徳町長や「ピップエレキバン」のコマーシャルで交流のある「ピップ」(大阪市)の松浦由治社長も参加した。
ギネスの公式認定員が記録認定を発表すると、会場から大きな拍手や歓声が上がった。認定証を受け取った村中町長は「こんなに卵を割るのに緊張したのは初めて」と苦笑い。提案者の一人で自らも参加した旭川高専1年、前原亘さん(16)は「まさか本当に実現するとは。とてもうれしい。みんなで卵かけご飯をつくることはないので特別な経験ができました」と喜んでいた。【横田信行】
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