秋田県の道路維持管理の業務委託を巡り、再委託先に選ばれるよう便宜を図った見返りに現金50万円を受け取ったとして7日、県職員の男(49)が収賄の疑いで、金を渡した男鹿市の男(46)が贈賄の疑いで逮捕された。

逮捕されたのは、秋田空港管理事務所基本施設チームの副主幹・三浦学容疑者(49)と、男鹿市の目黒林業の元代表取締役・目黒幹雄容疑者(46)。

三浦容疑者は、2024年3月末まで秋田地域振興局建設部保全・環境課に所属し、2023年3月に共同企業体(JV)と契約した事業のうち、道路の木の伐採作業が目黒林業に再委託されるようあっせんした。三浦容疑者は県側の監督員の立場にあった。

目黒林業は、2023年11~12月末までに、秋田市北部の国道の木の伐採作業を完了させた。少なくとも3900万円が目黒林業に支払われている。

三浦容疑者は2024年3月9日、その見返りとして、目黒容疑者から現金50万円を受け取った。2人は以前から知り合いだったという。

警察は2人の認否を明らかにしていない。

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