大阪府庁=芝村侑美撮影

 2025年大阪・関西万博に子どもを学校単位で招待する事業に関連し、日本国際博覧会協会(万博協会)や大阪府市などは7日、来場時の移動手段に関する検討会を開いた。大阪メトロ中央線・森ノ宮駅から乗車する子ども専用・優先列車を運行する素案が示された。

 大阪メトロによると、子ども専用・優先列車は、開幕から夏休み前の朝のラッシュ時間帯を避けた平日午前9時半から10時40分ごろまでに森ノ宮駅を発車。子どもたちは森ノ宮駅の通常使われていないホームから乗車し、一度長田駅を経由し約50分かけて夢洲駅に向かう。夢洲駅まで直通運転の専用列車案と長田―夢洲駅間を各駅停車する優先列車案の2案が示された。同社は9月をめどに計画案を取りまとめるという。

 また、府教育庁は府内の小中高校、支援学校に通う約88万人のうち約68万人が来場を予定していることを明らかにした。このうち約29万人が貸し切りバス、約21万人が鉄道、約5万人がシャトルバスを利用する見通し。来場希望の時期は5月に集中しており、同月16日は最多の約3万8000人が希望している。【戸田紗友莉】

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