8日に宮崎県で最大震度6弱を観測する地震があり、各地では落下した食器の破片が散乱するなど、被害が相次いだ。住民は「経験ない激しい揺れ」と話し、不安を隠せずにいた。
震度6弱を観測した宮崎県日南市。早永幸平さん(50)が経営する飲食店では皿が100枚近く割れるなどの被害が出た。揺れは1分半ほど続き、横揺れが徐々に激しい縦揺れに変わったという。「午後5時から営業する予定だったが、厳しいと思う」と声を落とした。
同市内の「ローソン日南春日町店」では陳列棚の菓子やカップラーメンが散乱した。海岸から約500メートルの距離にあり、女性従業員は「避難するかどうか検討している」と話した。
「横揺れが激しく、立つのが難しかった」。震度5強の宮崎県串間市で酒販店を経営する70代女性は「近年記憶がない地震。とにかく怖かった」と語った。
宮崎空港(宮崎市)ではエレベーターが停止したほか、ガラスの破損などが確認された。人的被害は明らかになっていない。
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