気象庁は8日午後7時45分から、南海トラフ地震臨時情報に関する記者会見を開いた。

気象庁は、南海トラフ地震の想定震源域では、新たな大規模地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まっているとも考えられるとしながら、「新たな大規模地震が発生する可能性は平常時に比べると高まっていますが、特定の期間中に大規模地震が必ず発生するということをお知らせしているわけではない」とも述べた。

また、世界で発生した地震のデータから、マグニチュード7以上の地震発生後に、7日以内にマグニチュード8クラス以上の大規模地震が発生するのは数百回に1回程度と説明。

地震が起きる前の「30年以内に70~80%」=「7日以内に換算するとおおむね1000回に1回程度」という発生可能性よりも「数倍高くなっている」と説明した。

また、「続けて地震が発生する可能性は、先に発生した地震が起こった直後ほど高く、時間が経つにつれて低くなってくるが、ゼロになるわけでもない」とも説明し、注意を呼びかけた。

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