8月8日夕方、宮崎県で震度6弱を観測する地震があり、気象庁は南海トラフ地震に注意するべきとして「巨大地震注意」を発表しました。県内でも万が一に備えた対応が取られています。
8日午後4時43分頃、日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震があり、宮崎県内で最大震度6弱を観測しました。
この地震を受け、気象庁は専門家でつくる評価検討会を開き、南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」を発表しています。
気象庁 地震火山技術調査課
束田進也 課長:
南海トラフ地震の想定震源域では新たな大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられます
この発表を受け、静岡県の鈴木知事は緊急の記者会見を開きました。
静岡県・鈴木康友 知事:
県民には日頃からの地震への備えの再確認および地震が発生したらすぐに避難するための準備をお願いします。不確かな情報をすぐに他人に伝えたりSNS等で拡散しないでまずは公的機関など信頼できる発信元からの情報かを確認してほしい
地震の備えの再確認とともにデマやうわさ話などに注意するよう呼びかけています。
また、県内の市や町でも情報収集や今後の対応について検討していて、浜松市は9日朝に災害対策本部員会議を開き、大規模な地震が起きた場合の対応などを確認していました。
こうした中、JR東海は新幹線について三島駅から愛知県の三河安城駅まで速度を落として運転していて、10分以上の遅れが見込まれると発表しています。
今後1週間程度は同様の対応をとる方針で、運行状況を確認するよう呼び掛けています。
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