8日に起きた日向灘を震源とする地震について、気象庁は9日、「震源付近の地震活動は活発な状態が続いている」と発表した。同庁は巨大地震の発生可能性が平時より高まっているとして、8日に南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」を初めて出した。南海トラフ沿いの地殻活動の状況を引き続き注意深く監視すると説明している。

気象庁によると、地震は8日午後4時43分ごろに発生。宮崎県で最大震度6弱を観測した。9日午後2時までに観測した震度1以上の地震は最初のものを含めて14回(速報値)。このうち震度3が1回、震度1〜2が12回だった。

気象庁は9日から1週間、毎日夕に地震活動の状況に関する情報を発表する。

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