台風5号は12日午前6時現在、勢力を保ったまま東北地方太平洋側に接近しており、まもなく岩手県か宮城県に上陸する見通しです。
台風が接近している岩手県岩泉町から中條奈菜花アナウンサーが報告。

岩泉町の災害対策本部にもなっている役場庁舎から安全を確保してお伝えしています。
11日夜午後9時ごろに町内に入りましたが、雨が断続的に降り続いています。

岩泉町は8年前の2016年、台風10号によって町内の小本川が氾濫し、高齢者福祉施設で9人が亡くなるなど21人が犠牲になりました。

今回の台風5号もこの時と同じような進路をたどっていて、取材した避難所には11日夜、80人ほどが身を寄せ不安な夜を過ごしました。

岩手県には避難指示が沿岸の9市町村に、高齢者等避難開始が9市町村に出されていて、11日の午後11時時点で22市町村の避難所に約1900人が避難しています。

土砂災害や河川の氾濫などに厳重な警戒が必要です。

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