台風5号は、8月12日朝、岩手県に上陸しました。また、現在、日本付近には台風6号と熱帯低気圧があります。熱帯低気圧は24時間以内に「台風7号」へと発達する見込みで、16日頃には関東に上陸する恐れもあります。岸本慎太郎気象予報士の解説です。

台風5号は動きが遅く、あす13日になってもまだ北海道付近にある予想です。最新の情報に注意してください。

この先、最も注目すべきは、熱帯低気圧です。24時間以内に台風へと発達する見込みです。

現在は日本の南の海上にありますが、まっすぐ北上して、16日(金)頃には関東に上陸する恐れもあります。

お盆休みのUターンラッシュに影響する可能性もあります。

最新の台風情報と交通情報を確認してください。

ここからは、気象庁の発表です。(8月12日午後4時25分)

12日午後3時の観測によると、熱帯低気圧が日本の南の北緯22度40分、東経136度00分にあって、ゆっくりした速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルとなっています。

熱帯低気圧は今後24時間以内に台風となる見込みで、その中心は、24時間後の13日午後3時には日本の南の北緯25度30分、東経139度00分を中心とする半径130キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルが予想されます。

台風の中心は、48時間後の14日午後3時には父島の西約220キロの北緯27度00分、東経140度00分を中心とする半径200キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。

72時間後の15日午後3時には日本の東の北緯30度35分、東経140度30分を中心とする
半径260キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルが予想されます。予報円の中心から半径370キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。

なお、熱帯低気圧や台風の中心が予報円に入る確率は70%です。

今後の情報にご注意ください。

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