8月8日午後4時43分頃に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生してから、13日で5日が経ちました。

気象庁では、南海トラフ地震の想定震源域で大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっているとして、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表していますが、これまでにひずみ観測点では地震後に通常みられる変化以外は今のところ観測されていません。

気象庁によると、紀伊半島と伊勢湾の深部低周波地震活動に伴う変化が、付近のひずみ計などで観測されているものの、これはこれまでも繰り返しみられる現象ということです。

このため、8日の地震発生後、南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すような地震活動や地殻変動は観測されていないとしています。

なお、8日午後4時から13日正午までに南海トラフ地震の想定震源域で発生した震度1以上を観測した地震は速報値で24回で、13日に入ってからは観測されていません。

気象庁では引き続き注意深く南海トラフ沿いの地殻活動の推移を監視するほか、引き続き政府や自治体などからの情報に応じた防災対策を取るよう呼びかけています。

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