新幹線車内の「特大荷物スペース」で“横取り”問題が相次いでいる。車内では特大荷物スペースが予約制だと伝えるアナウンスが度々流れるも、問題の解決には至っておらず、利用者らからは「困りますね」といった声が聞かれた。
指定席とセットで乗車前に予約が必須
JR東京駅を取材すると、大きいキャリーケースを持った外国人観光客を多く見ることができる。
この記事の画像(12枚)こうした大きいキャリーケースなどを置くために、新幹線車内には「特大荷物スペース」が設けられている。
このスペースを利用するための追加料金はかからないものの、指定席とセットで乗車前に予約する必要がある。
そんな中、SNSに投稿されたのは、この荷物スペースに3つのスーツケースがギュウギュウに並ぶ写真とこの文章だ。
「特大荷物スペース付きで予約して乗ったらこの状態。(スペースを)予約してない外国人観光客のデカキャリーでぱんぱん。私のキャリー置けないし、背もたれも倒せない。」
撮影者によると、降りる駅まで乗務員の巡回がなかったため、スーツケースを移動してもらうことはできず、モヤモヤした気持ちを抱えたまま乗車したという。
JR東海「事前予約ない場合は持込手数料として1000円」
利用するには「予約が必要」と英語でも表記されているにもかかわらず、相次ぐ荷物スペースの“横取り”。
関西から東京へ来た旅行客は、新幹線内の“ある異変”に気づいていた。
「結構(車内で)何回もアナウンスするなって思って、今までそんなにアナウンスしていたの聞いたこと無かったので…」
新幹線の車内では、特大荷物スペースが予約制だと伝えるアナウンスが何度も流れていたという。
「困りますね、予約した人が使えるようにして欲しい」
特大荷物スペースの“横取り”について、JR東海の担当者は「事前予約なく『特大荷物』を持ち込まれた場合は、持込手数料として税込み1000円を頂きます。持ち主不明の荷物が置いてあった場合は、荷物にお手を触れることなく、お近くの乗務員までお知らせください」としている。
(「イット!」 8月13日放送より)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。