パリ五輪を終え帰国し、記者会見するフェンシングの江村美咲選手(14日午前、東京都港区)

パリ五輪で金メダル20個と活躍した日本選手団が14日、東京都内で帰国後の記者会見を開いた。選手らはおそろいの白いジャケット姿で登場し、熱戦を笑顔で振り返った。

開会式で旗手を務め、フェンシング女子サーブル団体で銅メダルを獲得した江村美咲選手は「競技を超えてチームジャパンとして高め合い、すごくいい五輪になった」と喜びをかみしめた。

旗手で、新競技ブレイキン男子の半井重幸選手(ダンサー名・SHIGEKIX)は「個人として悔しいこともあったが、楽しみ尽くした。トップを目指す中で悔しい思いをする人もたくさんいるが、この舞台に立つ時点でオンリーワンの存在」と語った。

日本選手団は11日閉幕したパリ五輪で金20、銀12、銅13のメダル計45個を獲得した。柔道、レスリング、体操の「お家芸」に加え、フェンシングやスケートボードなどで活躍が目立った。金メダル数、メダル総数ともに海外開催の五輪では最多だった。

団長を務めた日本オリンピック委員会(JOC)の尾県貢専務理事は「今回は割れんばかりの声援があった。競技への向き合い方、対戦相手への敬意は憧れられるアスリートの姿だったと感じた」と語った。

【関連記事】

  • ・パリ五輪、熱気はパラへ 人気の大会マスコットも義足に
  • ・パリ「新たな五輪」探った17日 環境配慮、選手に戸惑いも
  • ・写真で振り返るパリ五輪のメダリスト
  • ・日本選手団が笑顔の行進、北口選手「どの瞬間も楽しんだ」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。