記者会見する松村祥史防災相(15日、内閣府)

松村祥史防災相は15日の閣議後の記者会見で、宮崎県沖で8日に発生したマグニチュード(M)7.1の地震を受けて発表した南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の呼びかけについて「地震活動や地殻変動に特段の変化が観測されなければ午後5時で終了する」と述べた。

宮崎・日向灘で起きた震度6弱の地震から15日で1週間となった。松村防災相は「大規模地震発生の可能性がなくなるわけではないことに留意し、来る地震に備えてほしい」と呼びかけた。

気象庁は大規模地震が発生する可能性が平時より高まっているとして備えの再確認を求め、南海トラフ地震の想定震源域で生じた地下の岩盤の「ひずみ」の観測状況を毎日公表してきた。同庁は14日正午までに特段の異常は確認されていないとしている。

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