台風7号の接近で、観光や帰省の足も大きな影響を受けました。

千葉・勝浦市の16日午後6時半ごろの映像では、強い風とともに絶え間なく防波堤に打ちつける高波が。
降りしきる雨が風に流され、白い帯のように舞っているのが室内からでも確認できます。

暴風域をともないながら、非常に強い勢力で16日夜、関東に最も接近した台風7号。

関東地方は昼前から激しい雨と風が。

台風の接近とお盆休みが重なり、観光客やUターン客に大きな影響が出ています。

東京駅の改札口前では、新幹線の運休により座り込む人も見られました。

外国人観光客は、「朝8時半の新幹線で京都に行く予定がキャンセルになってしまった。駅に着いた後に、ツアーガイドから台風でキャンセルになったと聞いた」と肩を落としました。

16日、東京・名古屋間で始発から終日運転を取りやめた東海道新幹線。

17日の運転見通しについて、JR東海は17日午前5時ごろに発表する方針です。

空の便も、羽田空港や成田空港を発着する便の多くが欠航。

午前中の沖縄便を最後に土産物店や保安検査場が閉まり、お盆期間とは思えない静けさに。

16日は日本航空と全日空の国内線・国際線あわせて約12万人に影響が出ました。

17日も日本航空で42便、全日空で34便が欠航します。

熊本に向かう予定の人は、「きょう(午後)2時55分くらいの便に乗る予定が欠航になった。明日の便は取ったので、時間をつぶしている」と話しました。

台風7号は17日の朝にかけて、関東の東の海上を北上し、17日の日中はさらに進路を変え、日本列島から離れていく見込みです。

17日に予想される雨の量は、多い所で東北で100mm。
最大瞬間風速は、関東で35メートル、東北で45メートルとなっています。

引き続き、暴風や大雨による土砂災害、川の増水や氾濫などに警戒を続けてください。

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