愛知・豊橋市の交差点で、右折車と直進車が衝突する瞬間がカメラに捉えられた。同じ交差点での事故は3年で8件ほど起きており、救助に集まった近隣住民たちは冷静に手際よく誘導や交通整理を行う様子も…。反対車線に設置された信号機が原因と指摘する住民もいた。

右直事故…手際よく交通整理する住人

愛知・豊橋市で7月27日、住宅街の交差点で右折する車と直進する車が衝突する、いわゆる“右直事故”が発生した。

激突したガードパイプの内側にいる女性(視聴者撮影)
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もしガードパイプがなかったら、自転車の女性が巻き込まれてしまうところだった。

映像には近所の住民が車に駆け寄り、「けがある?」などと話しかけ、安否を確認している様子も残されていた。

ケガがなかった右折車のドライバー(視聴者撮影)

事故後の映像では、右折車のドライバーと直進車を運転していた男性が降りてきており、どちらも大きなけがはないように見える。

コーンを自主的に持ってくる住民(視聴者撮影)

その後も住民たちは続々と集まり、コーンや誘導用の棒を持ってくる人や、駆けつけた警察とともに車を移動させる人など、手際よく交通整理をしていた。

3週間前にも同様事故…3年で8件発生

住民たちが冷静に対処することができた理由は、事故直後に住民がこぼした言葉から紐解くことができた。衝突音の後、住民は「またですか?多いですね」と話していたのだ。

3週間前の事故映像(視聴者撮影)

この交差点での事故は1度や2度ではなかった。わずか3週間前の7月6日にも衝突事故が起きていた。

近所の住民によると、今回を含めると同じ交差点での事故は、この3年で8件ほど起きているという。

取材に答えた近所の人は、「もう何件も立ち会っている。パターンというわけではないが、信号の見え方に原因があるのではないか」と話した。

問題とされる信号機(Googleマップ映像)

住民は、現場の交差点にある信号機は走行車線の上ではなく反対車線側に設置されていて、一見するとドライバーが認識しづらいのではと話し、「物理的な対策が必要なのではないか」とも指摘する。

今回の事故に信号機の位置が関係しているかは不明だが、市は9月から交差点の手前に道幅を狭く見せる線を引き、減速を促す予定だという。
(「イット!」 8月15日放送より)

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