16日、関東に最も接近し、強い風と大雨をもたらした台風7号。
一夜明け、台風は遠ざかりましたが、様々な影響が出ています。
千葉・成田市の成田ゆめ牧場では、約1万4000本のひまわりが見頃を迎えていましたが、台風の強い風で多くが傾いたり倒れたりしてしまいました。
そこで成田ゆめ牧場では、来場者にひまわりを1本100円で摘み取ってもらい、持ち帰って楽しんでもらおうというイベントを始めました。
成田ゆめ牧場の齊藤楓花さんは「頑張って咲いてくれたひまわりたちを救出しようという願いから、“ひまわり救出大作戦”というものを開催することを決定した」と話しました。
傾いたひまわりを摘んでいた家族は「ひまわり好きなので、ちょうど摘めるということで、タイミングがよかった」「おばあちゃんにプレゼントしようと思っています」と話しました。
一方、福島・いわき市のマルウチ誓子梨園。
台風の強風で収穫間近の梨が落ちてしまうことを心配していたといいますが、梨園の宮内壽雄さんは「心配したけど心配したほどの勢力にならなくて一安心ですね」と話しました。
マルウチ誓子梨園では、防風ネットや梨を紐で固定するなどの対策をとっていたこともあり、ほとんど被害は出なかったということです。
そうした中、台風の影響がこんなところにも。
台風に向かって吹き込む風の影響で17日、関東から九州にかけて危険な暑さとなりました。
高知・四万十市江川崎と群馬・館林市で39.6度を観測。
江川崎で最高気温が39度を超えるのは、8月、7回目です。
街の人は「熱風を浴びるような感じですね。すごく暑く感じました」とコメントしました。
東京都心も2024年19回目の猛暑日となり、16日より最高気温が6.8度も高くなりました。
皇居の周りをジョギングしていた人は「暑さを楽しもうととくに何も対策をしてないんですけど、あまりにも暑すぎてダメでした。もうやめます」と話しました。
18日も関東から西では猛烈な暑さが続くとみられますが、大気の状態は不安定で、所々でゲリラ雷雨が発生するおそれがあり、注意が必要です。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。