ネガティブな思考を繰り返していませんか?-。女性ビジネス書作家として多方面で活躍する和田裕美さんによる講演会(主催・那覇国際高校PTA文化研修部)が7月30日、同校(仲宗根勝校長)で開かれた。和田さんは受験生や保護者ら約80人を前に、身の回りの出来事に対してどのように反応しているかが大切と指摘。「プラスの要素を見つけ出す習慣を身に付けることでメンタルが整い、人生は好転する」と自身の経験を交えて語った。

 極度の引っ込み思案から外資系教育会社で世界2位の営業成績を出すまでに変わったという和田さんは、思考癖を変える自身のメソッドを「陽転思考」として紹介した。

 「たとえ試合に負けた時でも『負けて良かった』と思うことからスタートし、その理由を問いかけていくうちに『もっと練習しようと思えた』というプラスの答えを自分の中から引き出すことができる。日々、良かった探しを繰り返してほしい」と呼びかけた。「そうして笑顔を保つだけでも脳は幸せだと勘違いし、勉強のやる気にもつながる」とエールを送った。

 同校2年の大城希歩(きほ)さん(17)は「空手部のキャプテンになったので、部員の元気度を上げる方法として取り入れたい」と笑顔で話した。

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