上から読んでも下から読んでも同じになる文章「回文」を使って、警察官が犯罪の防止などを呼びかけました。

「飯前の酒今朝の戒め」。上から読んでも下から読んでも同じ「回文」と呼ばれる文章です。江戸時代、現在の若林区荒町にいた商人がうちわに回文を載せ、大正時代まで特産品として親しまれました。

8月19日、その回文づくりに挑んだのは若林警察署の職員たち。回文と警察官…一体どんな狙いがあるのでしょう?

若林警察署 寺嶋恭子署長
「地元の歴史を知り、地元を愛するきっかけになったんじゃないか」

7年前、荒町の商店街が「回文うちわ」を商品化して復活させました。地元密着の警察官にとって地域の伝統を学ぶことは欠かせません。回文を考えるのに、頭もフル回転です。

若林警察署の署員
「クスリはリスク。薬物乱用防止を呼びかけるための回文を作ってみました」

警察署長も…。

若林警察署 寺嶋恭子署長
「寝ないで考えました。かっこいい国家をつくるには安全で安心な生活を守る警察官が頑張っていかなきゃいけないということで、そういう思いを込めました」

19日に作られた「回文うちわ」は、若林警察署のロビーや交番に飾られる予定です。

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