SNS型投資詐欺に関与していた疑いなどで、男女94人が逮捕された事件で、19日、新たに男2人が逮捕されました。
2人は、被害者にメッセージを送るいわゆる「打ち子」らで構成されるグループのリーダー格だったとみられています。
詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、いずれも大阪市中央区の無職・中尾裕大容疑者(26)と職業不詳・キム・ソンヨプ容疑者(27)です。
■2人出入りのグループ これまでに詐欺の疑いなどで男女94人逮捕
2人はことし5月から7月にかけて、投資の講師を装って嘘の投資話を持ちかけ、中尾容疑者は神奈川県に住む20代の男性会社員から、キム容疑者は、東京都に住む20代の男性会社員から金をだまし取ろうとした疑いが持たれています。
2人が出入りしていた特殊詐欺グループを巡っては先月23日、グループの拠点複数を警察が一斉摘発し、これまでに詐欺の疑いなどで男女94人が逮捕されていました。
警察によると、この特殊詐欺グループの中では「打ち子」らで構成されるグループが複数あったということで、2人は別々のグループでメンバーに指示などを出すリーダーをしていたとみられます。
詐欺の疑いなどで逮捕された別の容疑者らが「リーダーにキムがいた」や、「報酬は裕大から現金で受け取っていた」などと供述したため2人の関与が浮上し、逮捕に至ったということです。
警察は2人の認否を明らかにしていません。
警察は、グループの中に中尾容疑者とキム容疑者より立場が上の別の容疑者が複数人いるとみて特殊詐欺グループの全容解明を進めています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。