77人が犠牲となった広島土砂災害から10年、広島市の松井市長が特に犠牲者が多かった安佐南八木緑井地区に去年完成した広島豪雨災害伝承館を視察しました。

伝承館を訪れた松井市長は被災当時の写真をスライドショーにした企画展を見学しました。
また梅林小学校記念碑に収められていたタイムカプセルが10年の節目に合わせて取り出されていて、発災時の新聞記事やニュース映像といった中身について説明を受けながら思い出を語っていました。

続いて建設中の広域避難道路ともなる長束八木線と国道54号線を結ぶ高架橋の工事現場を視察。担当者から工事の進捗状況などについて説明を受けました。

大型車両も通行できる幹線道路の整備に加え高架橋が完成することで国道へも抜けられるなど地域の安全性や利便性の向上が期待されます。

【広島市・松井一実市長】
「いつ何時また大量の雨が降るか分かりませんから、自分たちの命を守るための行動を主体的かつ皆さんと助け合ってやると」

高架橋は今年度末には完成予定です。

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