名古屋競馬場をめぐる贈収賄事件で名古屋地裁は8月21日、贈賄側の被告に有罪判決を言い渡しました。

 名古屋市のイベント運営会社の元部長・石田竜規被告(34)は、名古屋競馬場の移転に伴うイベントの発注情報を得るなどした見返りに、愛知県競馬組合の元総務広報課長・石黒弘喜被告(55)に現金341万円を渡した贈賄の罪に問われ、起訴内容をおおむね認めていました。

 21日の判決で、名古屋地裁は「賄賂の金額は高額で、石黒被告に利益を得させるスキームを考案して積極的に犯行を遂行した」などと指摘しました。

 一方で「反省の弁を述べている」などとして、石田被告に懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

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