福岡市の会社役員の男性が、SNSで知り合った女性を名乗る相手から『金』の投資話を持ちかけられ、5400万円余りをだまし取られるロマンス詐欺事件がありました。

博多警察署によりますと、今年5月7日ごろ、福岡市博多区に住む39歳の会社役員の男性が、台湾に住む日本人女性を名乗る相手とSNSで知り合い、連絡を取り合うようになったところ、「イギリスの大富豪とつながっていて、その人から情報を買い取って『金』に投資をしてもうけている」「あなたにもタダで情報をあげるから『金』への投資をしませんか」などと持ちかけられました。

さらに、この相手の指示に従ってアプリをインスト-ルした上で、投資サイトに会員登録をしました。

そして、カスタマ-センタ-を名乗る人物の指示に従い、『金』への投資名目で、指定されたコインアドレス宛に、合わせて15回、時価5410万7千円相当の暗号資産を送付しました。

この男性は、その後、アプリに利益が大きく出ている旨が表示されたことから、8月5日ごろに利益分を出金しようとしましたが、それができなかったことなどから、だまされていたことに気付き、8月21日、博多警察署に被害届を提出したということです。

警察は、「絶対もうかる」「あなただけ」という話は詐欺の可能性が高いとして、注意を呼び掛けています。

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