大阪大学医学部附属病院は入院患者2人に対し、抗がん剤を過剰に投与するミスがあったと発表しました。

阪大病院によると、ことし2月、がんの治療を受けていた60代の男性患者に対し、医師が指示した量の約1.2倍の抗がん剤を投与したことが判明しました。

その後の病院などの調査で、ことし1月にも別の60代の男性患者に対して、約2倍の量の抗がん剤を3日間連続で投与したことがわかったということです。

この男性患者については、3月から過剰投与が原因とみられる神経障害がありました。
男性患者はその後、がんが進行し、亡くなったということです。

阪大病院は過剰投与の原因について、病院が導入している薬剤部門のシステムで、投与量を計算するプログラムに不具合があったためとしていて、今後より安全なシステムを構築するなどして、再発防止に努めるとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。