福岡県内でも有数の規模を誇るナシ農家「林農園」。
8月に入りちょうど収穫の時期を迎えています。
◆林農園 林新吾さん
「順々に熟れて色が付いた梨から収穫する。まだちょっと早いんで、すべて収穫するほどではないですけど」
40年近くナシを育て続けてきた林さんは猛暑の影響を実感しています
◆林農園 林新吾さん
「『新高』という品種は、昔は少し低い場所でも作っていたが、高温障害でだめになったから、高い場所でしか栽培できない。気候がどんどん変化してる」
「新高」のような繊細な品種は年々育てにくくなっているといいます。
さらに、この季節はもうひとつ大きな心配事が…
◆林農園 林新吾さん
「台風が1番心配ですね。収穫直前に来ると落下してしまうので」
現在、日本に向かって北上している台風10号。
その後の進路や強度の予想にはまだ幅がありますが、西側のルートに進めば26日ごろに、福岡県内も暴風域に入るおそれがあります。
過去には台風の影響で多くのナシを落としてしまったこともあるという林さん。
大切なナシを守るため、台風が近づいた時はある工夫をこらしています。
◆林農園 林新吾さん
「木に粘着テープをつけて台風が来ても落ちないようにする。台風発生と一緒にいわゆるインターネットツールをいっぱい見て、どこに来るかが1番肝心。コースを外れたら万歳」
今後の進路が心配される台風10号。
大雨や強風への備えを進めておいたほうがよさそうです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。