岡山市で当時6歳の女の子が虐待され死亡した事件で、逮捕監禁致死などの罪に問われている母親の裁判で、8月23日、高校生の長男が証言台に立ち、「母親が一緒に虐待したとは思っていない」と話しました。

岡山市の無職、西田彩被告(36)は2021年、交際相手の男と共謀し、娘・真愛ちゃんに対して、椅子の上に置いた鍋の中に長時間立たせるなどの虐待を繰り返したほか、全身に布団を巻いて放置し、死亡させたとされています。

裁判では、直接、暴行していない西田被告が、交際相手との間で共謀が成立するかが争点となっています。

23日は、自分の思いを聞いてほしいと望む西田被告の高校生の長男が裁判長の職権で特別に証言台に立ち、「きょうだい4人で男の人から虐待を受けていた時、お母さんは自分たちを守ってくれようとした。お母さんは悪くないと思う」と話しました。

そして、「男の人と一緒になってやったと思うか」と聞かれると「思っていません」と答えました。また、弁護側の証人として西田被告の兄が出廷し、「西田被告の子育てに心配はなかった」、「男と出会って性格が変わった」と証言しました。

裁判は8月29日に結審する予定です。

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