気象庁によりますと、関東甲信地方では、暖かく湿った空気の流れ込みの影響で、大気の状態が不安定となっています。このため、雷を伴った激しい雨の降っている所があります。また、これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。関東甲信地方では、引き続き27日にかけて、大気の状態が不安定となる見込みです。

■雨の実況

降り始め(24日午前9時)から26日午前6時までの降水量(アメダスによる速報値)
  
◇栃木県
  塩谷    266.0ミリ
  日光市足尾 221.0ミリ
  鹿沼    181.0ミリ

◇神奈川県
  箱根 120.0ミリ

■雨の予想 

関東甲信地方では、27日にかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合、警報級の大雨となる地域が拡大する可能性があります。

・26日から27日にかけて予想される1時間降水量(多い所で)
  関東地方北部 40ミリ
  関東地方南部 30ミリ
  甲信地方   30ミリ

・26日午前6時から予想される24時間降水量は(多い所で)
  関東地方北部 60ミリ
  関東地方南部 60ミリ
  甲信地方   50ミリ

・27日午前6時から予想される24時間降水量(多い所で)
  関東地方北部  80ミリ
  関東地方南部  80ミリ
  甲信地方    120ミリ

■土砂災害、低い土地の浸水に警戒を

関東地方では、26日朝にかけて、土砂災害に警戒してください。関東甲信地方では、27日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷、突風に注意してください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

今後発表する防災気象情報に留意してください。

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