福島県西郷村で問題となっている危険な盛土の問題で、福島県は8月28日に撤去工事に着手することを決定した。

西郷村真船の住宅近くに造成されている盛土をめぐっては、土砂の流出などによる災害の危険があるとして、福島県が6月、盛土を造成した埼玉県の男性2人に対し、盛土規制法に基づく改善命令を出していた。

しかし、現場での改善はみられず「災害防止の措置を講ずる見込みがない」と判断したことから、8月6日に県内で初めてとなる盛土規制法に基づく行政代執行を決定。
そのうえで、8月28日から盛土の一部撤去などの工事をはじめることを明らかにした。

福島県は行政代執行の経費として2億5500万円の補正予算を専決処分していて「人命を優先し安全の確保を急ぐとともに、盛土を造成した男性の刑事告発も検討する」としている。

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