8月26日夕、JR札幌駅から約500メートル地点にあるビルの屋上から鉄骨1本が落ち、ビルのそばの路上に止めていた車にぶつかりました。車の中には運転席に50代の男性がいましたが、衝撃で首の痛みを訴えています。

 鉄骨の落下事故があったのは札幌市中央区北3条西3丁目のオフィスビルです。

 8月26日午後4時20分ごろ、工事関係者から「鉄骨が落下して車に当たった」と110番通報がありました。

 当時、屋上では作業員7人が外壁修繕工事の準備をしていました。

 屋上には工事で使う資材を運ぶときに使うゴンドラの部品となる鉄骨が複数あり、このうち1本を屋上で立てかけた後、鉄骨から手を放したとみられます。

 落下した鉄骨はビルのそばの路上で止まっていた、工事とは無関係の車の助手席周辺に直撃。運転席にいた50代の男性は首の痛みを訴えています。

 鉄骨の大きさは長さ180センチ、幅35センチ、厚さ10センチで、1本20キロでした。

 鉄骨を立てかけた当時、作業をしていたのは少なくとも2人だったとみられます。

 鉄骨は立てかけるべきではない場所に立てかけられていて、警察は業務上過失致傷の疑いもあるとみて、鉄骨が落下した原因を調べています。

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