最高気温が35度以上の「猛暑日」が福岡県太宰府市で続き、国内最長記録を更新し続けている。27日も午前11時までに35度を超え、40日連続となった。これまでの最長は2020年8〜9月の岡山県高梁市での24日間。福岡管区気象台は「一帯が暖かい空気に覆われ、強い日射の影響で高温になっている」などと分析、熱中症への警戒を呼びかけている。
同気象台によると、九州北部地方では8月中旬まで、雨をもたらす低気圧や台風の接近が少なかった。このため降水量は平年を大幅に下回り、日照時間も増えた。福岡市でも今夏は猛暑日が頻発していた。
日本列島全体で見ても、8月は地球温暖化の影響で大気全体の温度がかなり高かった。
九州北部では8月末まで平年より気温の高い状況が続く見通し。同気象台担当者は「高温や降水量の少なさが記録的な状況。熱中症や農作物への影響が懸念されるので、引き続き対策してほしい」と話した。〔共同〕
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