県内に住む男女から投資名目で不正に3600万円を集めたとして、福山市の無職の男が逮捕されました。被害者の中には同じ手口で別の被害にあった人もいて、警察は、この事件の容疑者も逮捕するとともに2つの事件の関連を調べています。

このうち、福山市御門町の無職、中村隆司容疑者(41)はおととし4月から去年8月までの間、県東部に住む男女3人から「元本を保証して配当を支払う」と約束し、あわせておよそ3600万円を預かった出資法違反(預り金の禁止)の疑いが持たれています。

被害者から「元本が返済されない」などと警察に届け出があり、事件が発覚。被害者は「投資名目」で金を渡していたということです。
調べに対し、中村容疑者は「お金を貸してもらっただけで元本保証もしていない」と供述し、容疑を否認しています。

また、警察は同様の手口で県東部の男女3人から無許可で2300万円を集めたとして福山市西桜町の会社役員、渡辺浩三容疑者(51)を出資法違反(預り金の禁止)の疑いで逮捕しました。

調べに対し、渡辺容疑者は「金を預かったことに間違いありません」と述べる一方で、「1人に対しては元本を保証すると言ったが他の2人についてはそのような説明はしなかったと思う」と供述しているということです。

被害者は、いずれも、それぞれの知人を通して中村容疑者や渡辺容疑者と知り合ったということで、警察は、中村容疑者と渡辺容疑者の関係などについても捜査しています。

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