埼玉・春日部市で土砂降りの中、レインコートを着てゆっくりとエアコンクリーニング会社の敷地に侵入する人物の姿がカメラに捉えられていました。
一直線に車の裏へと向かうと、戻ってきた際に抱えていたのは室外機。
そのまま持ち去っていきました。
“室外機ドロボー”です。
今、室外機を狙う犯行は全国で増加傾向に。
今回、被害に遭った会社も室外機が盗まれるのは2回目だといいます。
被害者は「やっぱり市内でも(被害は)多くあるみたいで…あの大雨の中、よくやったなと思います」と話しました。
砂降りの日に行われた犯行。
あえて雨の日を狙った可能性が浮上してきました。
被害者は狙われた理由について「エアコン(室外機)って銅が中に入っていて、価値のある銅管とか、買い取りだと3000~4000円じゃないですかね」と話し、「30秒くらいの時間でスッスッっと持って行った。早業でしたね。迷わずここに来ているので、絶対下見はしています」と犯人について推測します。
犯人はなぜ下見までしているのに、土砂降りの日に現れたのでしょうか。
専門家によると、あえて雨の日を狙ったのではないかと指摘します。
元警視庁刑事・吉川祐二さんは「雨の日というのは雨の音によって自分たちの犯行を隠せる。(雨の日は)足跡が付きやすいが、雨がそれ(足跡)を洗い流してくれる」と理由について説明しました。
台風10号が近づき雨が増えてくる中、犯行を防ぐためにはどのように対策すればいいのでしょうか。
元警視庁刑事・吉川祐二さん:
やはり今、雨が多く犯罪者が活発に動きやすい。(室外機に)チェーンを巻いてしっかり施錠してとめておくこと、盗まれない対策の1つですね。
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