非常に強い台風10号などの影響で、岩手県では線状降水帯が発生し、猛烈な雨が降り続いています。

台風10号や秋雨前線の影響で、全国的に大気の状態が非常に不安定になっています。

岩手県では1時間に約100mmの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は27日午後8時前、線状降水帯発生情報を発表しました。

命に危険が及ぶ大雨災害の危険度が急激に高まっています。

静岡県などでも断続的に激しい雨が降り、交通機関にも影響が出ました。

東海道新幹線は午後3時半頃から約45分間、上下線の一部区間で運転を見合わせた他、東海道・山陽新幹線の一部の列車26本が運休しました。

JR西日本によりますと、山陽新幹線は29日から31日にかけて、JR東海によりますと、東海道新幹線は30日から31日にかけて、全線もしくは一部区間で計画運休や運転見合わせを実施する可能性があるということです。

一方、空の便では、日本航空は28日、国内線で82便、国際線では6便を欠航し、全日空も国内線で、28日は10便、29日は66便の欠航を決定しています。

台風10号は現在、非常に強い勢力で奄美地方に最も接近していて、午後7時頃、鹿児島県の喜界島で最大瞬間風速44.2メートルの記録的な暴風を観測しています。

台風は29日にも九州南部に上陸し、自転車並みのスピードで列島を縦断して、広い範囲で大雨や暴風が長引く恐れがあり、厳重な警戒が必要です。

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