台風10号の暴風域に入っていた奄美大島では、被害が相次いで確認されているほか、鹿児島県三島村には先ほど警戒レベル5の緊急安全確保が出されました。

奄美支局・麓伊賀久記者
「公園にある大木が倒れ、道路をふさいでいます」

28日朝の奄美市名瀬です。

台風10号の暴風域に入っていた奄美大島では被害が相次いでいます。

消防によりますと、鹿児島県奄美市ではバイクを運転していた60代男性が、風にあおられ転倒しけがをしたということです。

また、店舗のシャッターが強風で壊れたり、民家の屋根が飛ばされる被害も確認されました。

住民
「バタンバタンバタン、ドンでした。一瞬」

一方、台風が近づきつつある県本土では対策が進められています。

坂口輝記者
「午前8時45分の枕崎市です。時折身体がふらつきそうな風が吹き、海岸には強い波が押し寄せています」

28日朝の鹿児島県枕崎市の様子です。

白い波が立て続けに海岸に押し寄せ、水しぶきが立っています。

強風や大雨に備えた動きも進んでいて、店舗では建物のシャッターを閉めたり、民家ではシャッターを木材で固定する作業に取り掛かっていました。

住民
「コース的にも前からの風になりそうなので、いつもより頑丈に補強してないと怖い」

現在、警戒レベル5の緊急安全確保が三島村に、警戒レベル4の避難指示が指宿市、南九州市、日置市、垂水市などに、警戒レベル3の高齢者等避難が鹿児島市、枕崎市、鹿屋市などに出されています。

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