筑紫丘高校で金融リテラシーについて講義する福岡銀行の行員(28日、福岡市)

福岡県は28日、全ての県立高校の生徒に家計管理や資産形成の考え方などを講義する「金融リテラシー教育」推進事業を始めた。第1回授業を県立筑紫丘高校(福岡市)で同日行い、福岡銀行の行員が講師を務めた。県は2024年度中に銀行員など金融の専門家を全95校へ派遣し、金融教育講座を約300回開催する。

同事業では、三井住友フィナンシャルグループ(FG)傘下で消費者金融大手のSMBCコンシューマーファイナンスと、福岡銀で組んだ共同事業体を中心に講師を派遣する。筑紫丘高校の初回授業では1クラス38人が参加し、生徒は配布されたタブレットで企業の株価が変動した要因を分析するといった学習に取り組んだ。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。