台風10号による記録的な大雨で、静岡県熱海市では火葬場に大量の土砂が流入し使用できなくなっています。今後も大雨に警戒が必要です。
台風10号は31日午前9時現在 和歌山県田辺市の南南西約50kmにあって、時速15kmで東南東へ進んでいます。
静岡県内はすでに記録的な大雨となっていて、熱海市にある市の火葬場では30日午後5時過ぎに大雨や土砂崩れの影響で施設の内部に大量の泥水や土砂が流入しました。
熱海市市民生活部・小圷 透 部長：
職員が轟音とともに建物内部に土砂の流出を確認し、危険な状態となったため施設より退避、および現場から避難をしました
熱海市によりますと、施設は1階部分のほとんどに1.2ｍから1.5ｍの土砂が堆積しているため当面使用できない状態で、火葬業務については近隣の市に協力を依頼する方針です。
また交通への影響も続いています。東海道新幹線は三島―名古屋で31日は終日運転を取りやめたほか、9月1日も同じ区間で運転を取りやめると発表しました。
県内では9月1日午前中にかけ線状降水帯が発生するおそれがあり、気象台は引き続き厳重な警戒を呼びかけています。
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