静岡県は台風10号に伴う8月26日からの大雨による9月1日午前6時現在の被害状況を発表しました。
県によると物的被害が確認されているのは静岡市や焼津市など4つの市で、このうち浜松市では住宅1棟が一部損壊したほか、静岡市では数棟で床上浸水、概数で514棟の床下浸水を確認しているということです。
このほかにも熱海市では道路の法面が崩落したことで火葬場に土砂が流入し、建物の一部が損壊しています。
また、静岡市では8月29日に、牧之原市では8月31日に警戒レベル5の緊急安全確保が発令されましたが、これまでにいずれも解除されています。
避難所の開設は最大で30市町463箇所に上り、計312人が避難したということです。
9月1日午前11時現在、静岡県内は広い範囲で晴れや曇りとなっていますが、東海道沖でほとんど停滞している台風10号は2日にかけて北上して東海地方に接近し、熱帯低気圧に変わった後も県内には暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の非常に不安定な状態が続く見通しです。
これまでの記録的な大雨により地盤が緩んでいるところがあることから、県は土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。
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