台風10号の接近に伴う記録的な大雨で、県内では8月31日、静岡市で冠水や土砂崩れが相次いだほか、牧之原市では一時緊急安全確保が発令されました。

鈴木櫻子 記者:
こちらの道路冠水してしまっていて、脇を流れる用水路との境目がわからなくなってしまっています。また奥に目を向けますと、車が1台ナンバーのあたりまで水につかり動けなくなってしまっています

静岡市清水区では8月31日、1時間に60ミリ近い非常に激しい雨が降り、各地で道路の冠水が相次ぎました。

杉本真弓カメラマン:
静岡市久能地区の土砂崩れ現場です。現在は水は流れていませんが、周辺の農業用ハウスが土砂に埋もれてしまっているのが確認できます

静岡市では駿河区の久能地区や清水区村松の寺の裏山などで土砂崩れが発生しました。

また、牧之原市周辺では31日、1時間に81ミリの猛烈な雨が観測され、市は市内の3つの川で氾濫の危険性が高まったとして一時警戒レベル5の「緊急安全確保」を発令しました。

台風10号は午前9時現在、東海道沖でほとんど停滞していて、9月2日にかけて北上する見通しですが、県内はすでに記録的な大雨で地盤が緩んでいるところがあり土砂災害に厳重な警戒が必要です。

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