東京・八王子市で17日、カメラが目撃したのは、車線のど真ん中で止まっている白い車。故障しているのか？と思いきや「迷惑駐車」だった。
車に何か異変…！？高齢者が迷惑駐車
17日午後3時過ぎ、東京・八王子市にある片側2車線の都道を走るバイクのドライバーが目撃したのは、左車線のど真ん中に止められた「高齢者マーク」が貼られた白い車。前を進む車が、白い車を次々と避けていった。
バイクのドライバー：
なんか止まっちゃってるんで、誰も乗ってないんですよ。
配達帰りだったというバイクのドライバーは、車に何か異変があったのではと、様子を伺っていた。
バイクのドライバー：
最初現場を立ち去ろうと思ったけど、なんか起きるなと思って、その予感が的中して少し渋滞が発生して……。
渋滞になるほど交通の妨げになっていた白い車。約15分後、右手にハンドバッグを持った白髪の男性が現れた。
バイクのドライバー：
ちょうど郵便局があったので、そこに目をやったら郵便局内で用事を済ませていたので「え！」と思いましたね。何も気にしていないような感じだった。
男性は、手すりにつかまりながら段差を降り、ゆっくりと車の方に向かう。道路の真ん中を歩く姿に驚いたのか、右の車線を走る車は、スピードを落として男性を避けた。
周囲の迷惑を気にしていないのだろうか。男性はゆっくりと運転席側に回っていったが、その足下をよく見ると室内用のスリッパを履いていて、運転するには危険な状態だった。
バイクのドライバー：
高齢者が車に戻ってきてに乗り込んだんですけど、1回バックのランプがついていたので、間違ってバックしちゃうのかなと思った。
実はすぐ近くには「駐車禁止」の看板もあるが、そこに堂々と駐車された白い車。右にウィンカーを出して走り出したが、すぐに交差点を左折して走り去っていった。
バイクのドライバー：
もし前方不注意の車がいたとしたら、そうやって事故を起こしていたと思うし、交通トラブルになる可能性もあったと思います。
“自分は正しい症候群”
なぜ白い車の高齢ドライバーは、車線のど真ん中に迷惑駐車をしながら、平然としていたのだろうか。
心理学に詳しい明星大学の藤井靖教授は、高齢ドライバーに多いある特徴が関係しているという。
明星大学心理学部 藤井靖教授：
私は“自分は正しい症候群”というふうに言っていますが、自分の考えていること、判断したこと自体が正論であって、それ以外のことは全て間違っていると考える、そういう在り方のことです。
（「イット！」 4月22日放送より）
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