台風接近に伴う大雨で、静岡市では土砂崩れが相次いでいます。台風は熱帯低気圧に変わりましたが土砂災害などに厳重な警戒が必要です。
斜面が勢いよく下っていく土砂。これは8月31日午後5時前、静岡市駿河区の久能地区で発生した土砂崩れです。
杉本真弓カメラマン:
静岡市久能地区の土砂崩れ現場です。現在は水は流れていませんが周辺の農業用ハウスが土砂に埋もれてしまっているのが確認できます
イチゴの栽培で有名な久能地区ですが、斜面に作られたイチゴ用の農業用ハウスが土砂によって流されました。
イチゴ農家:
雨はね、少しは予想したけれども、あんなに降るとは思わなかった。初めてだね、未だかつて。すごい雨でしたよ。何しろ一気に水があふれちゃったからね
目撃した人によりますと、1分間くらい土砂が流れ続けたということです。
近所の人:
とんでもないことが、すごいことが起きてしまったという感じですね。もし、もう少し雨が続いていたら命の危険があったなと思いますね
福島流星 記者:
土砂崩れが発生した静岡市清水区の寺に来ています。あちら奥山肌が完全に見え、その下に崩れた墓石が積み重なっています
また、清水区村松の鉄舟禅寺では8月31日午後4時頃、裏山が崩れ50基近い墓が土砂に流されました。
鉄舟禅寺・世永天山 住職:
雨もすごかったですから、上から滝のような泥水が流れて、いま轍ができていますけれども、ずっと水が外の公道まで流れていったと、そんな状況です。なんにも手の付けよう施しようのない、そんな状況でした
一方、伊東市の国道135号線ではサクラの木が倒れ一時通行止めとなったほか、8月31日夕方に館内の一部が浸水した静岡市清水区のエスパルスドリームプラザは、9月1日は臨時休館となりました。
エスパルスドリームプラザ 直営事業部
坪井充 部長代理:
お客様と従業員の安心・安全が保てる状況が確認出来てから営業再開を目指したかった
台風は熱帯低気圧に変わりましたが大雨は9月2日も続く予報で、県内では地盤が緩んでいるところも多く引き続き土砂災害に厳重な警戒が必要です。
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