負傷した70代男性の早期救助に貢献したとして感謝状が贈られた永井凜里さん(前列左)=大分県佐伯市鶴望で2024年8月22日午前9時36分、山口泰輝撮影

 大分県警佐伯署は、負傷して身動きが取れなくなった70代男性の早期救助に貢献したとして、佐伯市立米水津小5年、永井凜里さん(11)に感謝状を贈った。

 同署などによると、永井さんは7月29日午後5時ごろ、浦代川沿いで父親ら3人と遊んでいた際、川に落ちて骨折した男性を発見。父親の知人を通じて119番してもらい、救助に貢献した。

 当時「おーい。おーい」と叫ぶ男性の声が聞こえたため、永井さんが対岸に目を向けたところ、河川敷の草むらに男性が倒れていたという。永井さんは小学校の防災授業で、倒れている人を見つけたら大人に助けを求めることを学び、その通り実践した。永井さんは贈呈式で「焦っていたけど、絶対に助けようと思った。けがだけで済んでよかった」と話した。【山口泰輝】

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