お披露目式で、町のマスコットキャラクターの登場を喜ぶ園児ら=千葉県多古町で2024年8月29日、合田月美撮影

 千葉県多古町の委託を受けて千葉交通(成田市)が運行している「多古-成田空港間シャトルバス」に1日、黒板アート作家、すずきらなさん(30)=旭市=がデザインしたラッピングバスが導入された。お披露目式が同町であり、多古こども園の4歳児67人が試乗を楽しんだ。

 シャトルバスは2010年運行開始。同町の道の駅多古と成田空港第2旅客ターミナルビルを2台で1日20往復し、1日平均約400人が利用する。2台のうち1台に、町内にアトリエを持つすずきさんが町を描いたラッピングバスが導入されていたが、車両更新に合わせ、もう1台にもすずきさんの絵が描かれることになった。

 今回は実際にチョークで黒板に描いた黒板アートで、町の特産品などにちなみ、黄金色に輝く稲穂の波や日本寺のアジサイが色鮮やかにデザインされた。

 お披露目式ですずきさんは「(このバスを)見かけたらラッキーと思ってもらえたらうれしい。ハッピーな気持ちになるようにカラフルな絵にした」と説明。園児らは「いい感じ」などと喜んでいた。【合田月美】

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