2日、広島市中区のクリニックで塩素ガスが発生し28人が入院した事故で、クリニックは会見を開き謝罪しました。

【医療法人あかね会・土谷治子 理事長】
「ご利用の患者さま、ご利用者、近隣のみなさま、ご迷惑をおかけいたしましたこと深くお詫びをいたします」

クリニックによりますと2日午前8時50分ごろ、広島市中区中島町の「中島土谷クリニック」で4階から異臭がするのに職員が気付きました。
クリニックの職員や患者など体調不良を訴えた9人のほか、クリニックにいた19人が経過観察のため入院しているということです。

【搬送先の病院で体調不良とみられる人を見た女性】
「紺の制服を着られて(病院の方じゃないかな?と)関係の方かなという、せき込んではいらっしゃいましたね。ビニールの袋持たれて戻されていましたから」

【クリニックで受診予定だった男性は】
「もう20年くらい行くけど初めてよ。ガスが出たと言うと怖いよね。全然見えんのじゃから」

クリニックは2日午後会見を開き、謝罪をしたうえで、今回の事故の原因について次亜塩素酸名トリムと酢酸が混ざったことにより、塩素ガスが発生したと説明しました。

警察は、2日夕方から現場検証を行い、業務上過失致傷の疑いを視野に捜査を進める方針です。

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