広島市佐伯区のスーパーマーケットで当時36歳の男性従業員が殺害された強盗殺人事件は未解決のまま、3日で24年となりました。
捜査は今も続いていますが、犯人逮捕につながる有力な情報はないのが実情です。

「おはようございます。24年前にコイン通りで…」

3日朝、JR五日市駅では、警察官や遺族が事件の概要や被害者の顔写真の入ったチラシなどを道行く人に手渡し、情報提供を呼びかけました。

2000年9月3日、午後9時過ぎ。
広島市佐伯区五日市中央のスーパーマーケットで従業員の新谷進さん当時36歳が何者かに殺害されました。
犯人は店内の事務所から現金4000円ほど入った手さげ金庫を奪って逃走。

県警は、これまでに、のべおよそ17万人を投入し地道に捜査を続けていますがいまも犯人の逮捕に至っていません。
あれから24年が経ちました。

【事件現場の近くに住む人は】
「早く捕まるんかなと思っていたけれどなかなか捜査が難航しているようで」
「ちゃんと犯人があげられて従業員さんの無念が晴らされることを希望してます」

24年間に寄せられた情報はのべ208件。
佐伯警察署は、3日、改めて、犯人が使用したものと同じナイフやズボンなどを公開しました。
当時は、防犯カメラなどの情報が少ないため、「目撃情報」こそが有力な手がかりになるということです。

【佐伯警察署・河崎啓史署長】
「引き続き被害者とご遺族の無念を晴らすべくしっかりと被疑者を検挙するという強い意志を持って捜査を続けてまいりたいと改めて思いました」

警察は、どんな些細なことでもよいので事件に関する情報提供を寄せてほしいと話しています。

※佐伯警察署 電話082-922-0110

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