記録的な大雨をもたらした台風10号。静岡県内では被害が次々と確認されています。
掛川市では農道が崩落し茶畑が巻き込まれたほか、浜松市では農業用ハウスが飛ばされる被害が発生しました。
9月3日も県内は局地的に大雨に見舞われました。
静岡市葵区でも午前11時頃に突然大粒の雨が降り出し、夕方には遠州南に大雨警報が出されました。
光田有志アナウンサー:
静岡県掛川市東山の上空です。茶畑が広い範囲にわたって大きく崩れてしまっているのが確認できます。脇を通る農道は崩れガードレールが落ちてしまっています
1週間に渡って断続的に降り続いた雨。
掛川市では農道が約40mに渡り茶畑を巻き込みながら崩落しました。
ケガ人はいませんでしたが茶農家によると300平方メートル以上の茶畑が崩落したということです。
被害にあった茶農家・山本亮太さん:
亀裂も入っているので、ここに雨が流れ込んでさらに崩れると痛い。面積としてもかなり崩れると、2025年の新茶を含めて収入にも関わってくるので心配
掛川市農林課・松永真也 課長:
茶農家の経営が非常に厳しい中でこういう災害が起き心を痛めている。一刻も早く原状回復し、順調な経営ができるように支援できれば
台風10号による被害は浜松市でも…。
落合健悟 記者:
こちらのハウスでは骨組みが傾いてしまっていて土の中に入っていた基礎が外に飛び出してしまっています。
浜松市中央区では8月31日、突然強い風に見舞われ農業用ハウスのビニールが飛ばされたり、骨組みが傾いたりする被害が発生しました。
近くに住む農家:
強い雨で、風はそんなに吹いていなかったが、一瞬の出来事という感じで風が来た。空を見た時にビニールの破片が舞っているのを見て、結構な風が吹いたんだと思って避難して
少なくとも16棟のハウスが被害を受け収穫のタイミングを迎えたハウスでは一部の野菜が出荷できなくなったということです。
市は突風による被害とみて調べています。
気象台によりますと大気が不安定な状態は3日夜遅くまで続き、竜巻などの激しい突風や雷雨に注意が必要です。
また、これまでの雨で地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害に警戒するよう呼びかけています。
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