東日本大震災で被災した水産加工会社の販路拡大を目指した商談会が、仙台市青葉区で開かれています。

仙台国際センターで開かれた商談会には、三陸と常磐にある水産加工会社約130社が出展しました。この商談会は、東日本大震災で販売先を失った水産加工会社を支援しようと東北6県の商工会議所などが2015年に始めたもので、今年で10回目となります。

会場には宮城名物の笹かまぼこをアヒージョにアレンジした缶詰や、福島県で養殖した「あおさ」を乾燥させてごま油に漬け込んだ万能調味料など、800種類ほどの商品が並びました。
全国から訪れたバイヤーは、味を確かめながら買い付ける商品を吟味していました。

出展した水産加工会社
「コロナ禍の中で直接対面でお話する機会が少なかったものですから、バイヤーさんとお会いできるのはすごくありがたい機会だと思っています」

主催した全国水産加工業協同組合連合会 竹葉有記 代表理事専務
「珠玉の製品がしっかりバイヤーさんに伝わりまして、バイヤーさんから消費者にしっかり届くように、ぜひ良いビジネス機会をつかんでいただけたらと思っています」

この展示商談会は9月4日も開かれる予定で、2日間で5000人の来場を見込んでいます。

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